Q:私の親友が市議会選に出ることになりました。予算がないので、自分達でパソコンを駆使して、ビラを作ろうとしています。
ところが候補者である友人に「何がしたいのか? 何を公約にするのか?」何を聞いても具体的な項目になりません。
彼のやる気は十分に感じられるのですが、例えば、年金問題だとか…。
彼は彼なりに思想を持ってますし、政治討論が始まるといつの間にか朝になってしまうほど白熱します。そして、並みではない見識を披露してくれます。
しかし、「市議会議員候補の公約」にはなりえないのです。こんな彼でも私は何とか当選させたいのですが。何かご教授いただけることはないでしょうか?
(山梨県甲府市・H.Eさん)
A:彼は「いい子」ぶっている。それだけです。本音を一回聞いてあげた上で、H.Eさんから「あるテーマ」をぶつけてみてください。
例えば41歳独身の私が、ある名のある長老に「お嫁さん世話してあげようか? どんな人がいい?」と聞かれたとします。
「私はもう41ですから、どんなひとでも…。気持ちの暖かいひとが…。」
… これが「いい子」ぶった答え。
しかし、本音は「いくらかエロっちいくらいの、セクシー姉ちゃんが好き」、だとします。とてもじゃないがこんな本音、長老の前では言えませんよね。でも長老がその本音をある程度察してくれて、「色っぽい女が好きなんだろ」なんて誘導されると、「実は…。」と、素直になっちゃう。
彼はきっと野心家で、市議会議員のその先まで考えているのではないでしょうか? 「市議会で実績を作って、その先は市長・代議士だ!」。
その辺をくすぐってみてください。彼は素直になると思います。
こういう野心を私は否定しません。むしろ彼のやる気の源泉ですから大事にしてあげましょう。でもその野心。彼の本音は選挙民の前では語れないことです。今、選挙民の前でそんなことを話せば、「エロっちい女が好き」のレベルで片付けられてしまいます。彼もそれを心得ているから「優等生発言」をしようと苦しんでいるのではないでしょうか?
H.Eさんにお願いします。まず本音を聞きだし、彼が「ウソ」をつけないように追い込みます。そして彼に「テーマ」を与えてください。
「いいか、市議会議員ってのはなあ、一人では何も出来ないんだぞ。おまえがある議案を可決させたければ、賛成者を集めなければならないんだ。おまえが市議会議員に当選したら、誰と組むつもりなのか? どの会派に入るのか? どの委員会に入るのか?」と聞いてみてください。
彼は即答できないはずですから「一週間後に聞かせてくれ、それまでオレはおまえに会わないよ。」と、突き放しましょう。
こう言われた彼は、初めて現職議員の仕事ぶりに注目します。市議会の仕組みを勉強し始めます。そして、「市議会で何ができるのか」を真剣に考え始めます。
H.Eさんはいい友達ですね。ぜひ試してみてください。いい結果が出ますよ。また、当サイト内の「ふつうの人の出馬決意から出馬表明」も読んでみて下さい。別の視点から「公約の絞込み」を取り上げています。参考にしてください。 |
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【新人候補の勇み足】
新人候補と現職候補の違いはなんでしょうか?
言うまでもなく、「経験があるか・ないか」です。
ですから、新人候補の印刷物や演説からは「夢と希望」があふれ出します。
現職候補のそれからは「地道ではあるけれど、現実的な前向きの姿勢」が読み取れます。
新人候補の「新鮮なやる気」は有権者に訴える有効な武器ですが、あまりにも現実離れしたものは、当然ですが有権者に受け入れられませんし、攻撃される対象になります。
新人候補がこれから公約等を決めていく場合、「現職議員と討論し勝てるもの」で、あるかどうかが有効か無効かの目安になります。
「有効な公約を構築する」そのためには、市議会のしくみや会派構成を勉強して、「現職議員に文句を言わせない」ぐらいの完成度を目指さなければなりません。 |
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